ターンオーバーとは
ターンオーバーとは沼や池で水面より底の水温の方が高くなるため表層の水が底と入れ替わる現象の事です。
そして、水が入れ替わる時ボトムの泥も一緒に巻き上げられてしまい水質が悪くなるのが特徴です。
冷たい水の方が重い、ちなみに1番比重がある水は4℃
ターンオーバーの見分け方
ターンオーバーの見分け方は、ロッドで水面を掻き回してみて「泡がかなり残るなら」ターンオーバーしています。
不純物(有機物)が多いと泡が消えない状態になります。
季節ごとのターンオーバーが起こる仕組み
ターンオーバーは基本的には「秋」実は「春」にも起こります。
春のターンオーバーの仕組み
- 冬が明けて冷たい水が表層から暖められる
- サーモクラインが出来る
- 水面の暖かい水(軽い水)とボトム付近の冷たい水が入れ替わってターンします
春のターンオーバーは秋よりは規模は小さいです。
秋のターンオーバーの仕組み
秋のターンオーバーは夏に暖められた水が
✔️秋になり表層から冷やされていく事で「表層近くの比重が高くなった水がボトムに落ちようとして」ターンします。
!朝の放射冷却により一気にターンする事も!
放射冷却は晴れの日の朝におこります。従ってローライトの日は起こりません。
ターンオーバーで影響されるた魚の動き
ターンオーバーすると「基本的に全ての水がかき回されて水温が一定になります」
秋に魚が散る原因の1つです。
ターンオーバーすると水質が悪くなるので、
✔️インレットや水を浄化してくれる浮き草がある所が1つのkeyになります。
また、ターンオーバーは水が濁るため魚がよりストラクチャーにタイトにつく様になります🐟
そこで有効なのが、スピナーベイトやクランクなどのファーストムービングルアーが有効になります!
魚が散っているので効率よく探れるうえ、ターンオーバー化でもリアクションで釣っていけるからです。
ターンオーバーは本当にマイナス要素?
結論から言えばマイナス要素です。
!ですが、マイナス要素が大きければ大きいほど、プラスの要素が引き立ちます。
例えば、ターンオーバーしていない(水が濁っていない) 状況下だと魚は表層、中層、ボトムどのレンジに居るかを一から探さないといけません。
✔️ですが水が濁っていればストラクチャーに着くことは明白になります。
ストラクチャーにつきやすい事が分かれば、ポイントを絞りやすくなりピンポイントに狙いを定める事が出来ます。
!水が濁ると良い事はまだあります。
ターンオーバーは基本的に悪い水の濁り(溶存酸素量の低下)なので、
「食わせ<リアクション」になり、ルアーまでどんどん絞れていきます。
そうすると「探るべき"スポット"」「打つべき"ルアー"」が明確になり、はっきりとしたコンセプトを持ちながら釣りができるので結果的に釣果に結びつくのです🔥
まとめ
ターンオーバー=釣れない!
この固定概念が強い人は多かったんじゃないのでしょうか?
悪い面ばかりに目を向けてしまっていると、飛びっきり好条件になっている場所があっても気づかない事になってしまいます。
固定概念は大事ですが、頭を柔軟にし"何としても1匹に辿り着く"このスタンスが有れば、必ずともバスが釣れる確率は上がっていきます!
以上参考になれば嬉しいです!